【講座全体概要】
2022年5月~7月に、(公社)大阪府工業協会主催で、プリント基板・アナログ・熱・ノイズをキーワードとした3回シリーズの講座を開催いたします。(ご参加は、3回まとめて申込み、でも、聞きたい回のみ申込み、でも構いません。)
近年の回路設計は、より省電力、小型、高速、高精度を目指して高度化しており、「繋げれば動く」という時代はとうに過ぎています。そのような回路設計を難しくしている主な要因は、熱とノイズですが、これらはこれまで「ノウハウ」としてベテランから受け継いでいくものでした。しかし、ベテランの退職に加え、加速する電子デバイスの高速化・高機能化で、今迄にない回路を相手にしなければならない場面も増えています。
そこで、今回、何かととっつきにくい「アナログ回路」、「熱設計」、「ノイズ対策」を軸に、昨年に続いて3回の講座を実施します。アナログ回路の基礎から、プリント基板の設計、熱とノイズ対策まで、どんな製品の設計にも必要になる基本的な技術が学べるよう、まとめました。
【第1回は終了しました】(残り2回は受付中です)
【第1回講座内容】
1回目は、アナログ回路の基礎です(5月18日開催)。この後の、熱やノイズに進む上でも、また、デジタル回路の設計を志す方にも、回路を流れる信号の実体としてのアナログ回路の基本的な部分は、トラブル解決等に必須の素養です。
一方、アナログ回路自体は奥深く、高精度(低ノイズ)や高速(RF回路)等、様々ある分野は各々が極めて高度な技術ですが、ここでは若手や初めて回路に触れる方向けの、基本的な内容としています。
まずは、回路の要素となる抵抗やコンデンサ、コイルなどの受動部品と半導体について学びます。次に、その半導体を用いた簡単な増幅回路の考え方を学びます。アナログ回路の応用例として、よく使われるセンサ回路、デジタルとの橋渡しとなるA/D・D/A変換回路、最後に、全ての回路に共通となる電源回路について基本を学びます。
主催:公益社団法人 大阪府工業協会
日時:2022年5月18日(水) 09:45-16:45
場所:大阪府工業協会 研修室
演題:回路設計技術者養成講座…テーマ1「アナログ回路の基礎」
内容の詳細とお申し込みは以下のページから。
まとめて申込:第1回~第3回 5月18日(水)~7月20日(水) 大阪